玉川一郎

(たまがわいちろう)
作家・小説家・放送タレント。東京府(現在の東京都)生まれ。

東京外国語学校を卒業後、フランス語に精通していることをきっかけに出版社である株式会社白水社に翻訳補助者として入社。その後、同じく出版社である白水社や文具店の伊東屋、レコード会社のコロムビア・レコードなどへの勤務を経て、作家として活動するようになる。「人情サキソフォン」(1940年)や「川田二等少尉」(1950年)は、直木賞候補にもなった。数々の作品を発表する傍ら、第二次世界大戦後には、放送タレントとしてラジオなどでも活躍した。

主な著作(編著も含む)に、直木賞候補となった上述の「人情サキソフォン」や「川田二等少尉」を始め、「夜の合唱」「インテリ女中日記」「落第先生」「青春日記」「現代ユーモア文学全集」「南海ほがらか道中」「男性解放記」「シヤレとは辛い」「青春超特急」「あぐりは強い」「私の冗談事典」「あじさい娘」「CM修業」「勤め人かたぎ百戒」「たべもの世相史・東京」「大正・本郷の子」「つんどくほん」「泉筆・万年ペン・万年筆」「いいわけ夫人」「ポケット笑法全書」「ふらんす風くノ一笑法」「珍語珍解不道徳辞典」「ふらんすこばなし千夜一夜」「風流落語選」などがある。

出演したメディアには、NHKラジオ第1で放送されていた「とんち教室」を始め、「爆笑天国・とんち教室」(映画)、「マネましょう当てまショー」(テレビ・バラエティ番組)などがある。

死因などの詳細は不明。72歳。

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