劇作家・戯曲作家・脚本家（アメリカ）。ミステリー作家であるダシール・ハメットや、短編作家・評論家であるドロシー・パーカーと親交が深く、特にダシール・ハメットとは長きに渡って恋愛関係にあり、多くの作中に登場する人物ノラ・チャールズのモデルにもなっている。
アメリカ合衆国南部・ルイジアナ州のニューオーリンズに生まれ、1934年、戯曲「子供の時間（The Children’s Hour）」がブロードウェイにて大ヒットを記録。以後、数々の戯曲作品を生み出したほか、多くの映画でも脚本を手掛けた。
主な作品に、上述したデビュー作「子供の時間」を始め、「ダアク・エンゼル（The Dark Angel）」「デッドエンド（Dead End）」「ラインの監視（Watch on the Rhine）」「子狐たち（The Little Foxes）」「森の別の場所（Another Part of the Forest）」「北極星（The North Star）」「この三人（These Three）」「キャンディード（Candide）」「逃亡地帯（The Chase）」「噂の二人（The Children’s Hour）」などがある。このうち、映画化された作品には、「ダアク・エンゼル」「デッドエンド」「子狐たち」「この三人」「噂の二人」「逃亡地帯」など。
発刊された書籍では、「ジュリア」「未完の女」「眠れない時代」「一緒に食事を」「メイビー・青春の肖像」などがある。
受賞歴に、アカデミー賞（脚本賞、脚色賞）を始め、全米図書賞（文芸部門）など。
死因などの詳細は明確になっていない。79歳。
