フランソワ・トリュフォー

映画監督・俳優・脚本家。1950年代末より始まった「ニュー・ウェーブ(新しい波)」を意味するフランスの映画運動「ヌーヴェルヴァーグ」を代表する映画監督の1人として有名。

監督としてメガホンを握った主な作品には、「ある訪問」「水の話」「あこがれ」「突然炎のごとく」「ピアニストを撃て」「黒衣の花嫁」「華氏451」「大人は判ってくれない」「暗くなるまでこの恋を」「夜霧の恋人たち」「アメリカの夜」「私のように美しい娘」「緑色の部屋」「終電車」「逃げ去る恋」「隣の女」「日曜日が待ち遠しい!」などがある。生涯で25本の作品で監督を務めた。

また、俳優として出演した主な作品には、スティーヴン・スピルバーグが監督・脚本を手掛けた1977年の大ヒット映画「未知との遭遇」(フランス人科学者であるラコーム役を演じた)を始め、「野性の少年」「王手飛車取り」「アメリカの夜」「アデルの恋の物語」「恋のエチュード」「緑色の部屋」「トリュフォー」「ふたりのヌーヴェルヴァーグ」などがある。

主な受賞歴に、アカデミー賞(外国語映画賞)、全米映画批評家協会賞(監督賞)、カンヌ国際映画祭監督賞・国際カトリック映画事務局賞、ニューヨーク映画批評家協会賞(監督賞、脚本賞、外国語映画賞)、ボストン映画批評家協会賞(外国語映画賞)、セザール賞(監督賞、脚本賞)、英国アカデミー賞(監督賞)などがある。

死因は、脳腫瘍であった。52歳。1年ほど前に同病であると診断され、療養生活を送っていた。

タイトルとURLをコピーしました