石沢英太郎

(いしざわえいたろう)
小説家・推理作家・随筆家(エッセイスト)。SF小説家・耽美小説作家である野阿梓の父。

中国の大連市で育ち、大連商業学校を卒業。その後の1962年に発表した「脅迫旅行」が、文藝春秋主催の公募新人文学賞である「オール讀物推理小説新人賞」の次点に選出され、作家としての第一歩を踏み出す。翌1963年には、「つるばあ」が宝石社の新人25人集に掲載された。

そのほかに発表された作品には、「謀鬼」「カラーテレビ殺人事件」「カーラリー殺人事件」「やきもの推理行」「橋は死の匂い」「ブルー・フィルム殺人事件」「視線」「牟田刑事官事件簿」「21人の視点」「空間密室」「死の輪舞」「殺人日記」「ヒッチコック殺人事件」「退職刑事官」「博多殺人案内」「南海幻想」「映画主題歌殺人事件」「中洲ネオン街殺人事件」「博多歓楽街殺人事件」「少数派」「刑事官殺人ファイル」「さらば大連」「九州推理紀行」「狙われた部屋」などがある。

随筆(エッセイ)の分野では、「沖田総司 – 剣と愛と死」「石沢英太郎の推理作家の裏側の裏」「邦画傑作劇場(シリーズ)」「ミステリー映画館」など。

主な受賞歴に、日本推理作家協会賞短編賞、双葉推理賞などがある。

死因は、首吊り自殺であった。72歳。

タイトルとURLをコピーしました