(はせがわまちこ)
漫画家。代表作に、言わずと知れた国民的作品である「サザエさん」や、「いじわるばあさん」(共にテレビアニメ化や実写ドラマ化も実現)などがある。日本における女性のプロ漫画家第一号である。紫綬褒章・勲四等宝冠章受章者。政治家・衆議院議員・鹿児島市長であった岩切重雄や、画家・イラストレーターであった長谷川毬子の妹。実業家である長谷川洋子の姉。
受賞歴に、国民栄誉賞の他、手塚治虫文化賞(特別賞)・日本漫画家協会賞(文部大臣賞)・文藝春秋漫画賞・東京都文化賞などがある。
代表的な漫画作品に、上述の「サザエさん」や「いじわるばあさん」を始め、「これでおあひこ」「かき」「ターチャントヘイタイサン」「コネズミマメキチ」「漫畫の慰問袋」「仲よし手帖」「ウサチャン日記」「シャセイ」「ブーコサンノオヤツ」「四月ノ暦」「サルカニカッセン」「デンシャゴッコ」「フシギナハコ」「ワナゲゴッコ」「オモシロクラブ」「ナカヨシコヨシ」「翼賛一家大和さん」「こどもは風の子」「メンタルテスト」「ヨイコチャン」「はやねはやおき」「甲チャン丙チャン」「あつぎをせずに」「こだぬきまめすけ」「似たもの一家」「新やじきた道中記」「あわてた驛夫」「わかめちゃんとかつおくん」「エプロンおばさん」「銭形平次捕物帳」「いじわるクッキー」「さっちゃん」「いじわる看護婦」など多数。
テレビドラマ化された作品には、上述した「サザエさん」「いじわるばあさん」以外にも、「エプロンおばさん」「いじわる看護婦」「マー姉ちゃん」「意地悪お手伝いさん」などがある。
死因は、冠動脈硬化症による心不全であった。72歳。一週間前には脳血腫の診断を受けていた他、生活中の転倒により全身を打撲し、通院していたとの話もある。