(さいとうしんいち)
洋画家・作家・小説家。洋画家として高い評価を得ていたのはもちろん、小説家として数々の作品を発表し、映画などによって映像化もされた。特に「絵草子吉原炎上」と「明治吉原細見記」を原作として、五社英雄が監督を務め名取裕子が主役を演じた映画「吉原炎上」が生まれたことで有名。紺綬褒章受章者。
主な受賞歴には、光風会プールヴ賞・美術出版社ADC賞・日本エッセイストクラブ賞などがある。
著書(小説)に、上述の「絵草子吉原炎上」や「明治吉原細見記」の他、「瞽女」「津軽じよんから」「越後瞽女日記」「瞽女物語」「斎藤真一放浪記」「風雨雪」「ぶっちんごまの女」などがある。
また、洋画集としては、「瞽女:斎藤真一画集」「斎藤真一さすらい画集」「走馬灯」「雪国」などがある。斎藤真一心の美術館・知足美術館・出羽桜美術館分館・刈谷市美術館などで、その作品を堪能することが可能。
膵臓癌のため。72歳。