岡田英次

(おかだえいじ)
俳優。映画の字幕翻訳家である岡田壯平の父。銀幕デビューは、1949年の映画「花の素顔」である。以後、数多くの映画やテレビドラマに出演した。

彫りの深いハンサムな顔つきが、ジャン・コクトーが監督を務めた映画「美女と野獣」「オルフェ」などに出演していることで有名なフランスの俳優、ジャン・マレーに例えられ、「和製ジャン・マレー」などと呼ばれた。

主な出演映画に、上述した「花の素顔」の他、「また逢う日まで」「風にそよぐ葦」「泣きぬれた人形」「拳銃の前に立つ母」「おかあさん」「山びこ学校」「ここに泉あり」「人間魚雷回天」「暴力街」「新吾十番勝負」「二十四時間の情事」「丹下左膳 妖刀濡れ燕」「彼女と彼」「砂の女」「暗殺」「香華」「侵略」「智恵子抄」「無常」「わが道」「大地の子守歌」「北の宿から」「日本の仁義」「幸福号出帆」「黄金の犬」「春の鐘」「グリーン・レクイエム」「遥かな時代の階段を」「渋滞」「人でなしの恋」などがある。

また、主な出演テレビドラマには、「ある落日」「おはなはん」「レモンのような女」「プレイガール」「ザ・ガードマン」「水戸黄門」「ゴールドアイ」「キイハンター」「子連れ狼」「助け人走る」「妻は告白する」「俺たちの旅」「高原へいらっしゃい」「遠山の金さん」「太陽にほえろ!」「特捜最前線」「白い巨塔」「横溝正史の真珠郎」「消えた巨人軍」「新五捕物帳」「西遊記」「大空港」「消えたタンカー」「同心暁蘭之介」「大岡越前」「しゃぼん玉」「鬼平犯科帳」「チロルの挽歌」などがある。

死因は、心不全であった。75歳。

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