千秋実

(ちあきみのる)
俳優。女優である佐々木踏絵の夫。俳優である佐々木勝彦の父。数々のテレビドラマに出演すると共に、「七人の侍」など、主に黒澤明が監督を務める映画に数多く出演していることで有名。勲四等瑞宝章受章者。

主な出演映画には、上述した「七人の侍」を始め、「野良犬」「醜聞」「美女と盗賊」「もぐら横丁」「生きる」「春琴物語」「ゴジラの逆襲」「母の初恋」「不滅の熱球」「吸血蛾」「蜘蛛巣城」「妻の心」「どん底」「隠し砦の三悪人」「鞍馬天狗」「人間の條件」「若さま侍捕物帖」「水戸黄門」「はだかっ子」「ゲンと不動明王」「真田風雲録」「この空のある限り」「城取り」「ゼロ・ファイター大空戦」「性の起原」「愛の讃歌」「湖の琴」「花いちもんめ。」「ドン松五郎の大冒険」などがある。

また、出演したテレビドラマには、「夫婦百景」「ママちょっと来て」「何処へ」「ママとおふくろ」「ザ・ガードマン」「七人の刑事」「三匹の侍」「女と味噌汁」「肝っ玉かあさん」「刑事さん」「あゝ忠臣蔵」「独身のスキャット」「おふくろの味」「微笑」「炎のカルテ」「Gメン’75」「空は七つの恋の色」「刑事鉄平」「陽はまた昇る」「あさきゆめみし」「銭形平次」「関ヶ原」「八十日目だなも」「逃亡者」「極楽遊園地」「秋の駅」などがある。

著書には、「わが青春の薔薇座」「生きるなり 脳卒中から奇跡の生還」などがある。

数々の受賞歴の一部に、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞・アジア太平洋映画祭主演男優賞・ブルーリボン賞主演男優賞・報知映画賞特別賞・毎日映画コンクール演技特別賞などがある。

病院にて死去。死因は、急性心肺不全であった。82歳。「七人の侍」を演じた俳優で、最後に亡くなった1人となった。

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