真木洋子

(まきひろこ)
女優。かつては、柚木れい子(ゆずきれいこ)の名義で活動していた。高校卒業後、劇団青年座への入団などを経て、12作目のNHK連続テレビ小説「藍より青く」のヒロインに抜擢され、スターダムにのし上がる。1973年に東宝が制作した作品で、加藤泰が原作・脚本・監督を務めた映画「日本侠花伝」では大胆なヌードも披露しているが、当初は断固として拒否していたのは知る人ぞ知る話である。

上述した「藍より青く」の他、主な出演テレビドラマには、「プレイガール」「おくさまは18歳」「どっきり花嫁」「オランダおいね」(以上、柚木れい子名義)を始め、「闇にうかぶ微笑み」「彩の女」「花筵」「にごりえ」「ふりむくな鶴吉」「青銅の花びら」「座頭市物語」「遠山の金さん」「狙われた婚約者」「呪いのマネキン人形」「ビキニライン殺人事件」「セールスレディ連続殺人事件」「女の家庭」「じょっぱり」「風鈴捕物帳」「疾風同心」「ぬかるみの女」「江戸を斬るIV」「鬼平犯科帳」「愛をひとつまみ」「柳生新陰流」「妻は何をしたか」「内嫁戦争」「妻は何を感じたか」「単身赴任の夫」「父への手紙」「戸籍のない夫婦」「窓の女」「特捜最前線」「新ハングマン」「先生助けて!殺意の教室」「遺言状戦争」「稚い殺意」「喜劇・ああ未亡人」「特命刑事ザ・コップ」「姑ふたり嫁ひとり」「水戸黄門」「砂の家」「女ハングマン」「密愛 226に散った恋」「雪の蛍」「世にも奇妙な物語」「はぐれ刑事純情派」「あなたが好きです」(以上、真木洋子名義)などがある。

また、主な出演映画には、上述した「日本侠花伝」を始め、「あゝひめゆりの塔」「もっとしなやかに もっとしたたかに」「いつか誰かが殺される」「ダブルベッド」「獅子王たちの夏」「悪友(ごろつき)」「生きる ある臨死」「姐 極道を愛した女・桐子」「おんな6丁目 蜜の味」などがある。

さらに、「若草物語」「宮本武蔵」「快傑児雷也」などの舞台や、「紀文食品」といった企業のCMなどでも活躍した。

死因は、急性骨髄性白血病であった。51歳。

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