カトリン・カートリッジ

女優(イギリス)。個性的で印象に残る好演技によって人気を博し、イギリスを代表する実力派女優の1人だった。

代表作は、自らの手柄や功績を貪欲に求めるTVレポーター役として出演した「ノー・マンズ・ランド」(2001年、監督:ダニス・タノヴィッチ)や、エミリー・ワトソンが演じたヒロインの義理の妹役を演じた「奇跡の海」(1996年、監督:ラース・フォン・トリアー)など。その他、ミルチョ・マンチェフスキやマイク・リーなど、独特の個性を持つ監督の作品に数多く起用されたことで知られている。

上述した「ノー・マンズ・ランド」「奇跡の海」以外の出演作品には、「ネイキッド」「ビフォア・ザ・レイン」「キャリア・ガールズ 」「ロスト・サン」「トプシー・ターヴィー」「ホテル・スプレンディッド」「フロム・ヘル」「悪魔の呼ぶ海へ」などがある。また、女優であるロザンナ・アークエットが監督を務めた「デブラ・ウィンガーを探して」では、自身の悩みや体験を語る34人のハリウッド女優の1人として出演している。

死因は、肺炎及び敗血症の合併症であった。41歳。今後のさらなる活躍が期待される女優の早すぎる死に、驚きと悲しみが広がった。

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