(かさはらかずお)
脚本家。暴力映画・やくざ映画を中心に数々の作品で脚本を手掛け、多くの賞を受賞している。勲四等瑞宝章受章者。
脚本を執筆した主な作品には、高倉健が主役を務め、東映株式会社によって多くの作品が制作されたヤクザ映画シリーズ「日本侠客伝シリーズ」や、菅原文太主演・深作欣二監督で、同じく東映によって制作された「仁義なき戦いシリーズ」を始め、「頑張れゴンさん」「希望の乙女」「殿さま弥次喜多 捕物道中」「いろは若衆 花駕籠峠」「ひばり捕物帖 ふり袖小判」「べらんめえ芸者」「港祭りに来た男」「新選組血風録 近藤勇」「めくら狼」「顔役」「股旅 三人やくざ」「博徒七人」「お尋ね者七人」「懲役十八年」「侠客道」「博奕打ち 総長賭博」「馬賊やくざ」「横紙破りの前科者」「博徒列伝」「緋牡丹博徒 鉄火場列伝」「日本女侠伝 真赤な度胸花」「任侠興亡史 組長と代貸」「博奕打ち いのち」「任侠列伝 男」「日本暴力団 殺しの盃」「あゝ決戦航空隊」「暴力金脈」「真田幸村の謀略」「東京大地震 マグニチュード 8.1」「二百三高地」「宇宙戦艦ヤマト 完結編」「愛・旅立ち」「玄海つれづれ節」「肉体の門」「動天」「226」「三国志」「福沢諭吉」などがある。
受賞歴に、京都市民映画祭脚本賞、日本アカデミー賞(優秀脚本賞)などがある。
著書に、「破滅の美学」「仁義なき戦い」「鎧を着ている男たち」「福沢諭吉 – 日本を世界に開いた男」「映画はやくざなり」「「妖しの民」と生まれきて」など。
病院にて死去。死因は、肺炎であった。76歳。