(ふかさくきんじ)
映画監督・脚本家。同じく映画監督・脚本家・演出家である深作健太の父。女優である中原早苗の夫。紫綬褒章・勲四等旭日小綬章受章者。
監督を務めた映画は、「バトル・ロワイアル(シリーズ)」や「仁義なき戦い(シリーズ)」が代表的。その他、「風来坊探偵シリーズ 」「狼と豚と人間」「ギャング対Gメン」「トラ・トラ・トラ!」「軍旗はためく下に」「暴走パニック 大激突」「ドーベルマン刑事」「宇宙からのメッセージ」「柳生一族の陰謀」「魔界転生」「青春の門」「いつかギラギラする日」「火宅の人」「おもちゃ」など、多数。
また、監督したテレビドラマには、「スパイキャッチャーJ3」「キイハンター」「ザ・ガードマン」「アイフル大作戦」「必殺仕掛人」「Gメン’75」「傷だらけの天使」「柳生一族の陰謀」「阿部一族」「ダブル・パニック’90・ロス警察大捜査線」「影の軍団II」などがある。
主な受賞歴に、日本アカデミー賞(最優秀監督賞、最優秀脚本賞、優秀監督賞、優秀脚本賞)、ゴールデン・アロー賞(映画賞)、ブルーリボン賞(監督賞)、毎日映画コンクール(監督賞)、日刊スポーツ映画大賞(監督賞)、おおさか映画祭(監督賞)、キネマ旬報ベスト・テン(日本映画監督賞)などがある。
死因は、前立腺癌、及び脊椎への転移であった。72歳。亡くなる3ヶ月半程前に同病であることを公表しながらも映画「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」の制作に意欲を見せていたが、その後容体が悪化し、回復はならなかった。