(こばやしちとせ)
女優。俳優である山本耕一の妻。女優である山本麻利央の母。テレビドラマを中心に数々の作品に出演、「おっかさん」の愛称でお茶の間に広く親しまれた。また、テレビ朝日系列で放送されていた土居まさるが司会の人気クイズ番組「象印クイズ ヒントでピント」において、1981年より14年間の長きに渡ってレギュラー解答者を務めていたことでも知られている(「おっかさん」の愛称は土居が言い始めたという)。
出演した主なテレビドラマは、「ここに人あり」「黒い雨」「父」「伊豆の踊り子」「青春放課後」「樋口一葉」「あしあと」「ザ・ガードマン」「人形佐七捕物帳」「風」「日高川」「春の坂道」「春日局」「大忠臣蔵」「赤ひげ」「おしん」「ほんまもん」「猿の軍団」「声 赤い耳鳴り」「結婚しない女」「牟田刑事官事件ファイル」「太陽にほえろ!」「3年B組金八先生」「わが子よ」「ガラスのうさぎ」「世にも奇妙な物語」「華の宴」「母の出発」「甘い結婚」「グッドニュース」など、多数。
また、出演した主な映画には、「人も歩けば」「金づくり無法時代」「珍品堂主人」「拳銃は俺のパスポート」「赤い手裏剣」「孤独の賭け」「無頼 人斬り五郎」「花札渡世」「喜劇ソレが男の生きる道」などがある。
さらには、上述した「象印クイズ ヒントでピント」を始め、「アフタヌーンショー」「クイズ日本人の質問」「たのきん全力投球!」「午後は○○おもいッきりテレビ」「ベストタイム」「いい旅・夢気分」といった多数のクイズ番組・バラエティ番組・情報番組などで活躍した。その他、「花王」「象印マホービン」「旭化成」など、著名企業のテレビCMにも多く出演している。
著書(共著を含む)に、「お星さまのレール」「今日とあしたにかけて」「夫婦は異なもの妙なもの」「されど道づれ嫁姑」「みとりみとらせみとられて – 嫁に姑、小姑軍団」などがある。
病院にて死去。死因は、多発性骨髄腫による心不全であった。66歳。6年程前に血液検査によって「骨髄腫」であることが発覚し、晩年は腰痛に苦しむ闘病生活を送りながらも仕事を継続していた。