イングリッド・チューリン

女優(スウェーデン)。「生と死」「愛と憎悪」などをモチーフとする数々の名作を残したスウェーデンの著名な映画監督、イングマール・ベルイマンに重用され、多くの作品に出演することで世界的に有名な存在となった。セクシーさやエロティシズムを感じさせる中にも、インテリジェンスな雰囲気を漂わせるその佇まいに、多くの人々が魅了された。

出演した主な作品には、「女はそれを待っている」「外国の陰謀」「野いちご」「沈黙」「黙示録の四騎士」「夜のたわむれ」「狼の時刻」「魔術師」「地獄に堕ちた勇者ども」「戦争は終った」「カサンドラ・クロス」「サロン・キティ」「叫びとささやき」「死刑台への招待」「戦慄の黙示録」「リハーサルの後で」「夜の儀式」などがある。

受賞歴に、カンヌ国際映画祭(女優賞)などがある。また、その自らの経験と実績を活かし、1980年の第30回ベルリン国際映画祭では、審査員長を務めた。

病院にて死去。死因は、癌であった。77歳。イタリアの首都ローマに移住して暮らしていたものの、癌治療のためにスウェーデンに帰国していたさなか、首都ストックホルムにある病院にて亡くなった。

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