(ながいあきら)
医師・作家・ジャーナリスト・エッセイスト(随筆家)。東京医科大学医学博士。広島県三原市に生まれ、父親も医師として地元で活躍していた。
東京医科大学を卒業後、神奈川県立病院で勤務医となる。1982年に独立して有限会社である「翔洋社」を設立、医療活動の傍ら、ジャーナリストとして雑誌に連載を持つなどの活動を行っていた。
また、3篇のショートストーリーで構成されるオムニバス・コメディ映画「ボクが病気になった理由」では、名取裕子やラサール石井、竹内力らが出演した第2話において、著名な脚本家・映画監督である大森一樹と共同で脚本を手掛けた。
さらに、エッセイである「ぼくが医者をやめた理由」シリーズはテレビドラマとして映像化も実現している。現在ではトップ俳優として君臨している阿部寛が初主演したドラマとしても話題となった。
主な著書に、上述した「ぼくが医者をやめた理由」シリーズを始め、「仕組まれた恐怖・エイズは生物兵器だった!?」「からだの検査値がよくわかる!」「ボクが病気になった理由」「もしも病気になったなら」「医者につけるクスリ」「定本・からだの手帖」「お医者さんの罪な話」「恋愛胃潰瘍の作り方」「ブラック・ジャックにはなれないけれど」「いまどきの生老病死」「ストレス学入門」「お医者さんには謎がある」「病む人、癒せぬ人」「ぼくの更年期」「朝から寝るまでの心とからだの処方箋」「ぼくに「老後」がくる前に」「ぼくが「医療常識」を信じない理由」「あやしい船医、南太平洋をゆく」「恋する心、恋するからだ」「適応上手」「Horizon – 海と空のはざま – 写真・エッセイ」「ただ、ふらふらと – 酔いどれドクター最後の日誌」などがある。
死因は、肝臓癌であった。56歳。