橋本幸治

(はしもとこうじ)
映画プロデューサー・映画監督。株式会社東宝映画(現・TOHOスタジオ株式会社)常務取締役。

早稲田大学を卒業後、東宝株式会社に入社。1961年より特撮怪獣映画「ゴジラ」シリーズや、世界の巨匠・黒澤明が監督を務める映画などにおいて、助監督として携わるようになる。監督としてのデビューは1984年、小松左京が原作・脚本・総監督を務めたSF映画「さよならジュピター」。さらに同年、ゴジラ誕生30周年を記念して改めて制作された「ゴジラ」(ゴジラシリーズ第16作目)でも監督を務め、大ヒットを記録した。

後年は株式会社東宝映画に勤務し、プロデュース業に専念。のちに常務取締役に就任した。

助監督としての主な映画作品には、「キングコング対ゴジラ」「フランケンシュタイン対地底怪獣」「怪獣大戦争」「緯度0大作戦」「クレージーだよ奇想天外」「どですかでん」「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」「昭和ひとけた社長対ふたけた社員」「日本沈没」「続・人間革命」「忍ぶ糸」「連合艦隊」「地震列島」「ハイティーン・ブギ」「グッドラックLOVE」などがある。なお、監督としての映画作品は、上述した「さよならジュピター」及び「ゴジラ」の2作品のみである。

また、プロデュースした作品には、「ひめゆりの塔」「君は僕をスキになる」「八つ墓村」などがある。

死因は、心臓疾患であった。68歳。登山を行っている最中に倒れ、そのまま亡くなってしまったという。

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