ピエール・バシュレ

歌手・作曲家・シンガーソングライター(フランス)。フランスの首都パリの出身。

映画監督を夢見て映画学校に入学、卒業後はテレビコマーシャルやドキュメンタリーフィルムなどを手掛けていた。一方で、ロックバンド「レゾナンス」(Resonnance)で音楽活動を行いながら、映画音楽を手掛ける作曲家としてもキャリアをスタート。数多くのサウンドトラックも手掛けた。1973年にはシンガーソングライターとしてデビューを果たし、美しいメロディと、どこか悲哀を感じさせる歌が相まって、ヒット曲を量産。映画愛好家のみならず、ポップス鑑賞家をも含めた幅広いファン層を持つ。ジュスト・ジャカンが監督を務めた世界的に著名なフランス映画「エマニュエル夫人」のテーマソングは、ミリオンセラーとなった。

「エマニュエル夫人」の他、楽曲を手掛けた映画作品に、ジャン・ベッケルが監督を務め、セバスチアン・ジャプリゾが脚本を手掛けたフランス映画「クリクリのいた夏」や、ジョン・ウィリーの漫画を原作とし、ジュスト・ジャカンがメガホンを取った「ゴールド・パピヨン」などがある。その他、「レ・ブロンゼ/スキーに行く」「O嬢の物語」「エマニュエル 愛欲のチベット」「エマニュエル・ザ・ハード」など。

また、発表した楽曲として、「Les Corons」「Marionnettiste」「Sans toi」「Elle est d’ailleurs」「Embrasse-la」「En l’an 2001」「Vingt ans」「Quand l’enfant viendra」「Pleure pas boulou」「Flo」などがある。

自宅にて死去。死因は、癌であった。60歳。長きに渡って闘病生活を送っていたという。

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