アン・バンクロフト

女優(アメリカ)。アメリカ・ニューヨークのブロンクス区(ブギ・ダウン・ブロンクス)にて生まれる。テレビや舞台などに出演していたが、トニー賞を獲得するなど徐々に評価され、数多くの映画でも活躍するようになった。映画監督・脚本家・プロデューサーであるメル・ブルックスの元妻。作家・小説家・脚本家であるマックス・ブルックスの母。

代表作に、ウィリアム・ギブスンの同名舞台劇を原作としたアーサー・ペン監督による1962年の伝記映画「奇跡の人」(ヘレン・ケラーの家庭教師アン・サリヴァン役)や、マイク・ニコルズが監督を務め、ダスティン・ホフマンが主役を演じた1967年の青春・恋愛映画「卒業」(ヒロインであるミセス・ロビンソン役)などがある。

その他の出演作品は、「ノックは無用」「ゴリラの復讐」「七人の脱走兵」「ディミトリアスと闘士」「夕暮れのとき」「シャロン砦」「女が愛情に渇くとき」「荒野の女たち」「いのちの紐」「リップスティック」「ヒンデンブルグ」「サイレント・ムービー」「ナザレのイエス」「エレファント・マン」「愛と喝采の日々」「メル・ブルックスの大脱走」「アグネス」「チャーリング・クロス街84番地」「ハネムーン・イン・ベガス」「アサシン」「ラブ・ポーションNo.9」「冷たい月を抱く女」「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」「キルトに綴る愛」「G.I.ジェーン」「心の指紋」「アンツ」「僕たちのアナ・バナナ」「ドラキュラ」「大いなる遺産」「ハートブレイカー」「デルゴ」など、多数。

主な受賞歴は、アカデミー賞(主演女優賞)、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門主演女優賞、ミュージカル・コメディ部門女優賞)、英国アカデミー賞(主演女優賞、外国女優賞)、カンヌ国際映画祭(女優賞)、トニー賞(演劇主演女優賞、演劇助演女優賞)、エミー賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門助演女優賞、バラエティー部門脚本賞)、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(主演女優賞)など、枚挙に暇がない。

病院にて死去。死因は、子宮癌であった。73歳。

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