ジェラルディン・フィッツジェラルド

女優(アイルランド)。1970年のビートルズ映画「レット・イット・ビー」などでメガホンを握った映画監督であるマイケル・リンゼイ=ホッグの母。女優であるセイラ・リチャーズの姪。また、イングランドの女優であるタラ・フィッツジェラルドの大叔母にあたる。アイルランドの首都であるダブリン生まれ。

地元のダブリンにおける舞台経験を経て、1934年にロンドンに移住。以後、数々のイギリス映画やテレビドラマに出演し、ほどなくしてハリウッド映画でも活躍。アイルランドを代表する性格女優(個性的な言動、癖のある振る舞いなど、人物の特徴や性格をうまく実現するバイプレイヤー)に成長した。

テレビシリーズでの活躍などが認められ、アメリカのカリフォルニア州ハリウッドにある「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」(日本語訳「ハリウッド名声の歩道」、Hollywood Walk of Fame)に名前が彫られた星形のプレートが埋め込まれている。

主な出演映画には、アカデミー助演女優賞を受賞した1939年の恋愛映画「嵐が丘」(ウィリアム・ワイラー監督)を始め、「愛の勝利」「ラインの監視」「秘めたる情事」「ハリーおじさんの悪夢」「質屋」「ラスト・アメリカン・ヒーロー」「レーチェルレーチェル」「バイバイ・モンキー」「ハリーとトント」「デキシー・シスターズ」「ミスター・アーサー」「ミスター・アーサー2」「愛を覚えていますか」「ブラッド・リンク」「渇きの代償」「ポルターガイスト2」などがある。

また、出演した主なテレビドラマには、「ロバート・モンゴメリー・プレゼンツ」「クライマックス!」「おとぎの国」「裸の町」「ヒッチコック劇場」「ヒッチコック・サスペンス」「弁護士プレストン」「事件記者ルー・グラント」「Dr.トラッパー」「セント・エルスウェア」「ケネディ」「女刑事キャグニー&レイシー」などがある。

アメリカ・ニューヨーク州のマンハッタンにて死去。死因は、アルツハイマー病とされている。91歳。長らくアルツハイマー型痴呆を患っており、闘病生活を続けていたという。

タイトルとURLをコピーしました