三浦敬三

(みうらけいぞう)
プロスキーヤー・山岳カメラマン。同じくスキーヤーで、登山家・獣医師でもある三浦雄一郎の父。元オリンピックのモーグル日本代表選手で、エベレスト登頂に成功した登山家でもある三浦豪太の祖父。

北海道帝国大学(現・北海道大学)卒業後、勤務先の青森営林局で選手や部長・監督を務める。51歳で青森営林局を辞めたあとも、世界中の山でスキー滑降を行いながら、山岳カメラマンとして様々な風景をカメラに収めた。

年齢を重ねてからもその意欲は衰えることなく、タンザニア北東部にあるアフリカ大陸の最高峰、キリマンジャロを77歳でスキー滑降。88歳でアルプス・オートルート完全縦走。99歳でヨーロッパアルプスの最高峰、モンブラン・ヴァレブランシュ氷河からのスキー滑降。さらには100歳を超えても曾孫を引き連れてスキー滑降を楽しんだ。

全日本スキー連盟技術委員や、青森県青森市にある酸ヶ湯温泉の「混浴を守る会」代表などの公的な要職も歴任。

著書に、「98歳 元気の秘密」「100歳 元気生活のススメ」「百歳、山スキーと山岳写真に生きる」「101歳の少年」などがある。

主な受賞歴に、バダカップ賞、ピトリオ・セラ賞(山岳カメラマンとして)や、内閣総理大臣表彰(スポーツの発展や振興への多大なる貢献を称えて)などがある。

死因は、多臓器不全であった。101歳。

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