柳宗民

(やなぎむねたみ)
園芸家・園芸評論家。民衆的工藝に美を見出す活動として1920年代に始まった「民藝運動」の創始者・主唱者で、思想家・宗教哲学者・美術評論家でもある柳宗悦の息子。

京都府京都市に生まれ、東京都世田谷区に本拠を置く東京農芸大学の研究員などを経て、柳育種花園の経営者に就任。NHK教育テレビジョン(現NHK・Eテレ)で1967年より放送されている「趣味の園芸」では、長年に渡って講師を務め、レギュラーとして出演していた。その他、園芸の専修学校であるテクノ・ホルティ園芸専門学校の講師や、神奈川県伊勢原市に本拠を構える恵泉女学園短期大学(現・恵泉女学園大学)の講師(園芸生活学科における家庭園芸の指導)などを歴任。

著書に、「冬の室内を彩る鉢花・長く楽しむ栽培と管理」「楽しい野菜づくり」「せまくてもわが家は花園」「オーストラリア・ニュージーランド花の旅」「園芸百花」「山野草・上手な育て方」「園芸博士の百花歳時記」「オーストラリアの花」「「園芸は愉しい」「山野草」「草花園芸 Q&A」「スイス・アルプスの花」「NHK趣味の園芸」「柳宗民の雑草ノオト」「日本の花」「定本・柳宗民の雑草ノオト」など、多数。

病院にて死去。死因は、膀胱癌であった。79歳。晩年は、同病により闘病生活を続けていたという。

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