(みやがわひろし)
作曲家・編曲家・音楽家・ピアニスト・タレント。松平健が歌う「マツケンサンバII」などを手掛けたことで有名な作曲家・編曲家・ピアニストである宮川彬良の父。女優・歌手・ダンサーとして数々の舞台などで活躍する宮川安利の祖父。
北海道の道北地方にある留萌市の出身だが、父親の仕事の関係で全国を転々とし、高校からは関西で育ち、大阪学芸大学音楽科に入学した(中退)。その後、フリーとなって作曲・編曲の仕事を手掛けるようになる。
数々のアーティストに楽曲を提供し、特に1960年代に人気を博した双子の女性デュオ「ザ・ピーナッツ」のヒット曲を多く生み出したことで、「育ての親」と呼ばれている。日本のポップスを発展させた代表的な音楽家の1人。その他、テレビ番組のテーマ曲、映画音楽、ゲーム音楽など、幅広いジャンルにおいて様々な楽曲を手掛けた。
「ザ・ピーナッツ」に提供した主な楽曲には、「プランタン プランタン」「お星さま聞いて」「あれは十五の夏祭り」「インファントの娘」「ふりむかないで」「山小屋の太郎さん」「ママごめんなさい」「二人の高原」「わたしの心はうわのそら」「冬の朝」「六月の花嫁」「恋のバカンス」「加茂の流れに捨て扇」「二人の幻想」「好きな好きな人」「こっちを向いて」「東京たそがれ」「二つの言葉」「ジューン・ブライド」「キャンディー・ムーン」「いつからか」「冷たい手」「マイ・ラブ」「明日をたくさん」「三毛猫」「東京セニョリータ」「あなたの胸に」「こうしていたいの」「スターライト」「私たちは姉妹」「明日になれば」「あなたの胸に」「忘れえぬ今宵」「やさしい心」「愛は永遠に」「銀色の道」「たった一度の夢」など、枚挙に暇がない。
その他のアーティストに対する提供楽曲には、「イヤーかなわんわ」「ベン・ケーシー」「スカイリング・デイト」「すてきなデイト」「お願いだから」「パパといっしょに」「歌をおしえて」「おんなのこだもん」「モシモシおじさま」「レッツゴー宣伝部」「ハイハイ社員」「若いモンはなってない」「すてきなセブンティーン」「あのひとのくせ」「帰らぬ初恋」「手紙」「夜の煉瓦道」「恋のおわり」「恋の日比谷線」「おやすみなさい」「ドレミばやし」「アロンスイー雨の街」「返事をして」「青春の息吹き」「すてきなカプチーナ」「ひとりでいたい」「何が何だかわからないのよ」「街の子守唄」「何んでもないわ」「この気持を」「信じていたい」「シビレ節」「水のファンタジー」「帰りたくないの」「恋のジェンカ」「どうしたらいいの」「夕陽が落ちても」「明日に向かって歌おうよ」「ハロー・ラスベガス」「あなたのとりこ」「愛せないの」「愛の星」などがある。膨大な量に上るそのディスコグラフィーは、とてもではないがここに書き切れるものではない。
音楽を手掛けた映画作品には、「ニッポン無責任野郎」「クレージーの無責任清水港」「日本一のホラ吹き男」「クレージーの怪盗ジバコ」舞妓はんだよ全員集合!!」「チョットだけョ全員集合!!」「やればやれるぜ全員集合!!」「華やかなる招待」「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙戦艦ヤマト2202・愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト2205・新たなる旅立ち」「オーディーン・光子帆船スターライト」「親分はイエス様」「パリの哀愁」「約束」「パッセンジャー 過ぎ去りし日々」など、多数。
テレビ番組では、「ザ・ヒットパレード」「第7の男」「新春かくし芸大会」「宇宙戦艦ヤマト(シリーズ)」「宇宙空母ブルーノア」「ひるのプレゼント」「巨泉・前武ゲバゲバ90分!」「たまりまセブン大放送!」「笑ってポン!」「ANNニュース」「ジパングあさ6」「ズームイン!!朝!」「ふたりのビッグショー」「バラエティー生活笑百科」「午後は○○おもいッきりテレビ」「ふるさと皆様劇場」「てるてる家族」「ごきげんよう」「NHK歌謡コンサート」「お昼ですよ!ふれあいホール」「ポピュラーピアノを楽しむ」など、多数。
ゲームでは、PCエンジンの「スタートリング・オデッセイ(シリーズ)」、プレイステーションの「スタートリング・オデッセイ ~ブルーエヴォリューション」、PC用「提督の決断」などがある。
主な受賞歴に、日本レコード大賞(作曲賞・編曲賞)、合歓ポピュラーフェスティバル(川上賞・作曲グランプリ)などがある。
著書に、「若いってすばらしい – 夢は両手にいっぱい宮川泰の音楽物語」「サウンド解剖学」など。
自宅にて死去。死因は、虚血性心不全であった。75歳。誕生日を迎えた僅か3日後の訃報となってしまった。

