エイドリアン・シェリー

女優・脚本家・映画監督(アメリカ)。実業家・企業家でマーケティング会社のCEOを務めるアンディ・オストロイの妻。ニューヨーク市にあるクイーンズ区の出身。

映画デビューは1989年、以後、インディペンデントと呼ばれる自主製作映画を中心に出演する傍ら、ニューヨーク大学における脚本・演技などの講義や、劇団への戯曲提供など、幅広く活躍した。また、2006年にはサンダンス映画祭出品作品となる長編映画「ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた」を監督した(公開は翌年の2007年)。結果としてはこれが遺作となってしまった。

女優として出演した主な作品に、自ら監督・脚本を手掛けた上述の「ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた」を始め、「ニューヨーク・ラブストーリー」「スリープ・ウィズ・ミー」「トラスト・ミー」「酔いどれ詩人になるまえに」「デブラ・ウィンガーを探して」などがある。

ニューヨーク・マンハッタンのアパートにある事務所にて死去。死因は、アパートにて行われていた工事の作業員による殺人だった。40歳。発見時は首を吊っている状態だったため、当初は自殺と思われたが、捜査の結果、盗みに入った当該作業員が彼女に見つかってしまったために殺害の上、自殺を偽装したことが明らかとなった。没後、夫であるアンディ・オストロイは、自らメガホンを握って彼女の生涯をドキュメンタリー作品「Adrienne」にまとめている。

タイトルとURLをコピーしました