時実新子

(ときざねしんこ)
川柳作家・エッセイスト(随筆家)。岡山県上道郡(現:岡山県東区)の出身。現代川柳を代表する1人として知られている。明治から昭和にかけて活躍した女性歌人・作家・思想家であるロマン主義文学の中心人物、与謝野晶子と並んで高い評価を受けていた。

学生時代より短歌に親しむ中、神戸新聞における川柳投稿に応募したところ入選。川柳作家としての道を歩み始める。「川柳研究」の幹事や、「川柳ジャーナル」の創刊メンバーなどを経験したのち、フリーとして活躍。

著書(一部、共著・編著を含む)に、「月の子」「花の結び目」「川柳を始める人のために」「新子つれづれ」「有夫恋(おっとあるおんなのこい)」「川柳添削十二章」「小説新子」「言葉をください」「愛ゆらり」「指さきの恋」「川柳新子座」「時実新子のじぐざぐ遍路」「愛のうた恋のうた」「父さんごめんね母さんごめんね」「恋歌ノート」「死ぬまで女」「再婚ですが、よろしく」「恋ごころが女の人生を変える」「思いもかけない幸せ」「キラキラ悩む」「命・ふと自分のことが嫌になったら」「愛走れ」「おいしい老いを楽しむヒント」「恋・こんなにもゆれるぶらんこ」「白い花散った」「悪女の玉手箱」「時実新子のだから川柳」「日本の名随筆」「川柳の目新子の目」「川柳秀句館」「夕焼けエッセー」「一粒の種」「みんなで作った老楽笑歌」などがある。

受賞歴に、姫路市民文化賞、神戸市文化賞、神戸新聞平和文化賞などがある。

兵庫県神戸市にある病院にて死去。死因は、肺癌であった。78歳。

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