加藤善博

(かとうぜんぱく)
俳優。東京都港区赤坂に本社を構える芸能事務所「サイプロダクション」所属。本名は同じ表記で、読みが「かとうよしひろ」。この読み方で活動していた時期もある。

著名な演出家・映画監督である蜷川幸雄が演出した舞台「下谷万年町物語」にて俳優デビューを果たす。以後、癖のある個性的な問題キャラや悪役を中心に、様々なテレビドラマや映画などで活躍した。

特に、野島伸司が脚本を担当し、鈴木保奈美・唐沢寿明・江口洋介らが出演した1992年のテレビドラマ「愛という名のもとに」において、証券会社にて中野英雄が演じる部下(倉田篤)を執拗にいびる上司(杉本課長)役を演じたことで知られる。

その他に出演したテレビドラマには、「大都会 PARTIII」「うちの子にかぎって・・・」「特捜最前線」「3年B組金八先生」「痛快!OL通り」「澪つくし」「家庭の問題」「独眼竜政宗」「世にも奇妙な物語」「自由の丘に私が残った」「素晴らしきかな人生」「この世の果て」「部屋においでよ」「金田一少年の事件簿スペシャル」「ひとつ屋根の下2」「ボディーガード」「傷だらけの女」「聖者の行進」「こちら第三社会部」「十津川警部夫人の旅情殺人推理3」「年下のひと」「鉄道捜査官6」「監察医・篠宮葉月」などがある。

また、出演した映画には、「家族ゲーム」「ときめきに死す」「探偵物語」「メイン・テーマ」「お葬式」「テラ戦士ΨBOY」「ア・ホーマンス」「植村直己物語」「マルサの女(シリーズ)」「タンポポ」「花のあすか組!」「悲しい色やねん」「あげまん」「いこかもどろか」「病院へ行こう」「ミンボーの女」「12人の優しい日本人」「ドライビング・ハイ!」「ピストルオペラ」「マルタイの女」「男女七人蕎麦物語」などがある。

さらに、出演した舞台は、「下谷万年物語」「近松心中物語」「マクベスト」「どん底」「クラウド9」「まぼろし探偵」など。

その他、ホンダ・キリンビバレッジ・カルビー・NTTコミュニケーションズ・ライオン・アシックスなど、著名企業のテレビCMでも多数活躍した。

東京都渋谷区にある公園にて死去。死因は、首つり自殺だった。48歳。なお、中目黒の公園という説もあるが、中目黒は目黒区であるため、真偽は不明。発見後、病院に救急搬送されたものの、既に亡くなっている状態だったという。自殺した理由なども明確になっていない。

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