俳優(アメリカ)。女優であるスーザン・ブランチャードの夫。
レイク・フォレスト大学を卒業後、1947年、ヘンリー・ハサウェイが監督を務めたアメリカの犯罪映画「死の接吻」における殺し屋トミー・ユードー役で銀幕デビューを果たし、同作品にてゴールデングローブ賞(新人俳優賞)を受賞した。また、アカデミー助演(男優賞)にもノミネートされるなど(惜しくも受賞はならず)、一気にスターダムにのし上がり、悪役(敵役)として一定の地位を確立する。一見すると冷徹で怖そうな顔を持っているが、その後は善良な人物役も数多く演じ、持ち味を発揮しながら個性的な性格俳優として数々の作品で活躍した。
出演映画では、上述したデビュー作「死の接吻」を始め、ドン・シーゲルが監督を務めたアメリカのサスペンス・アクション映画「刑事マディガン」(1968年)などが有名。その他にも、「廃墟の群盗」「情無用の街」「暗黒の恐怖」「街の野獣」「フロッグメン」「赤い空」「ノックは無用」「あの高地を取れ」「人生模様」「悪の花園」「黄金の賞品」「地獄と高潮」「六番目の男」「太陽に向って走れ」「聖女ジャンヌ・ダーク」「祖国への反逆!第5捕虜収容所」「愛のトンネル」「ゴーストタウンの決斗」「アラモ」「ワーロック」「秘密諜報機関」「馬上の二人」「ニュールンベルグ裁判」「あしやからの飛行」「長い船団」「アルバレス・ケリー」「大西部への道」「ガンファイターの最後」「ロッキーの英雄」「暗黒街の特使」「オリエント急行殺人事件」「暗殺者を撃て」「ドミノ・ターゲット」「オーロラ殺人事件」「スウォーム」「コーマ」「ハンキー・パンキー」「トゥルー・カラーズ」「カリブの熱い夜」など、多数。
テレビ映画・テレビシリーズでは、「愛と殺意の海域」「鬼刑事マディガン」「大統領のスキャンダル」「最後のガンファイト」「刑事ブロック」「ルイジアナの夜明け」「冷血バイオレンスマスク」などがある。
アメリカ合衆国コネチカット州にある自宅にて死去。死因は明らかにされていない。93歳。死去の事実は、妻である女優のスーザン・ブランチャードが発表した。