草野唯雄

(そうのただお)
作家・小説家。主なジャンルは推理、恐怖、サスペンスなど。江戸川乱歩が中心になって設立された一般社団法人日本推理作家協会で書記局長も務めた。

法政大学を中退後、国内で炭鉱事業などを展開していた明治鉱業株式会社に勤める一方で執筆活動を開始、1961年に短編作品である「報酬は一割」で作家デビュー。以後、幅広いジャンルにおいて数々の作品を残した。

受賞歴に、岩谷書店(のちの宝石社)主宰の公募新人文学賞である宝石中編賞、小説サンデー毎日推理小説賞(佳作)などがある。その他、「転石留まるを知らず」(のちに「抹殺の意志」にタイトル変更)にて江戸川乱歩賞候補、日本推理作家協会賞候補。

主な著書(共著を含む)に、上述した「報酬は一割」の他、「抹殺の意志」「瀬戸内海殺人事件」「天皇賞レース殺人事件」「女相続人」「もう一人の乗客」「ジス・イズ・ザ・殺人」「人みな欲望を持つ」「七人の軍隊」「さらば空港」「支笏湖殺人事件」「私が殺した女」「蔵王山荘皆殺し」「わたしが死刑執行人」「街は狙われた」「清里高原に死す」「プロボウラー殺人事件」「喝采」「仁右衛門島殺人事件」「北リアス海岸殺人事件」「博多長崎殺人行」「伊豆半島殺人行」「殺人交響曲」「観音崎灯台不連続殺人事件」「360時間の追跡」「まぼろしの凶器」「吉野隠国殺人事件」「南伊豆殺人行」「鮮血海路」「女葬列者」「ハラハラ刑事(シリーズ)」「女鑑識官(シリーズ)」「ルパンからの挑戦状」「ホームズからの挑戦状」「日曜日は殺しの日」など、多数。

死因などの詳細は不明。93歳。没後6年が経過した2014年に亡くなっていたことが発覚。死去日については2008年という情報のみで月日が一切公表されておらず、当サイトでは便宜的に年末としている。

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