カール・マルデン

俳優(アメリカ)。数多くの映画やテレビシリーズに出演する傍ら、映画界の発展と芸術・科学の進展のために業界人によって設立された「映画芸術科学アカデミー」(通称・アカデミー協会)の会長も務めた(1989~1992年)。

出演した主な映画には、「影なき殺人」「死の接吻」「地獄の戦場」「拳銃王」「欲望という名の電車」「語らざる男」「私は告白する」「謎のモルグ街」「ベビイ・ドール」「波止場」「祖国への反逆!第5捕虜収容所」「ポリアンナ」「二十歳の火遊び」「片目のジャック」「西部開拓史」「ジプシー」「誰が私を殺したか?」「シンシナティ・キッド」「サイレンサー」「サイレンサー」「黄金作戦・追いつ追われつ」「ホテル」「パットン大戦車軍団」「サマータイム・キラー」「わたしは目撃者」「血と怒りの河」「ポセイドン・アドベンチャー2」「メテオ」「スティング2」「ナッツ」「トワイライト・タイム」などがある。

なお、テネシー・ウィリアムズの戯曲を映像化し、エリア・カザンが監督を務めた1951年の映画「欲望という名の電車」では、「ミッチ」ことハロルド・ミッチェル役を演じ、見事アカデミー賞(助演男優賞)を受賞した。また、1957年の映画「祖国への反逆!第5捕虜収容所」では、囚人役としての出演のほか、監督も務めている。

出演したテレビ映画・テレビシリーズには、「サンフランシスコ捜査線」「ミラクル・オン・アイス」「新聞記者の信疑」「不思議の国のアリス」「疑惑」「アナザー・ベトナム」「ザ・ホワイトハウス」などがある。

受賞歴に、上述した「欲望という名の電車」でのアカデミー賞(助演男優賞)があるが、1955年の作品「波止場」でも、同じく助演男優賞にノミネートされている。その他、ゴールデングローブ賞には3度(1957年、1963年、1976年)ノミネートされている(いずれも受賞はならず)。

死因は、老衰であった。97歳。

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