ベン・ギャザラ

俳優(アメリカ)。

1930年、アメリカ合衆国大西洋岸中部にあるニューヨーク州・ニューヨーク市マンハッタン区出身。同じくマンハッタン区の北部にあるニューヨーク市立大学シティ・カレッジを中退後、やはりマンハッタンにある俳優養成所「アクターズ・スタジオ」に入所。ここで俳優としての道を歩み始め、演技のイロハを学んだ。以後、数々の映画やテレビシリーズなどで活躍するようになる。

ブロードウェイの舞台でも活躍し、特に有名なところでは、トルコの映画監督エリア・カザンが演出を担当したテネシー・ウィリアムズの戯曲「熱いトタン屋根の猫」への舞台出演などがある。

出演したテレビ映画・テレビシリーズには、「暗殺・サンディエゴの熱い日」「シャッタード・サイレンス」「壮絶!第14部隊勇敢に戦えり」「衝撃の告発!/QBセブン」「大統領を撃った男」「サイレント・ローズ」「ダーティ・トラップ」「殺人契約」「甘いまなざし」「傷だらけのカーボーイ」「ラスト・マフィア」「バレンタインズ・デイ」「 LAW&ORDER:性犯罪特捜班」「ユマ・サーマンの運命の人を探して」などがある。

出演した主な映画には、オットー・プレミンジャー監督がメガホンを取り、ウェンデル・メイズ脚本、オットー・プレミンジャー製作、ジェームズ・ステュアートらの出演で話題となった1959年のサスペンス映画「或る殺人」を始め、「若き医師たち」「レマゲン鉄橋」「ハズバンズ」「シシリアン・コネクション」「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」「ビッグ・ボス」「さすらいの航海」「華麗なる相続人」「ニューヨークの恋人たち」「オープニング・ナイト」「町でいちばんの美女」「トリエステから来た女」「教授と呼ばれた男」「ロードハウス」「誘惑のブレスレット」「スパニッシュ・プリズナー」「ザ・ターゲット」「緊急接近ZONE」「13」「バッファロー’66」「ハピネス」「ニューヨークデイドリーム」「天井桟敷のみだらな人々」「エグゼクティブ・バトル」「ホーム・スウィート・ホーボーケン」「パリ、ジュテーム」「ドッグヴィル」「ロシアン・ルーレット」などがある。

主な受賞歴に、ユマ・サーマンが主役を演じた2002年のテレビ映画「ユマ・サーマンの運命の人を探して」(原題:「Hysterical Blindness」)にて受賞したエミー賞(助演男優賞・テレビ映画部門)がある。実に72歳での受賞であり、上述した「ロシアン・ルーレット」では80歳にして元気な演技を披露するなど、晩年まで現役で役者としての人生を貫いた。

死因は、膵臓癌であった。81歳。

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