(くしまうみけいた)
田子ノ浦親方・元大相撲力士。
1965年、和歌山県新宮市生まれ。相撲好きである父親の影響で幼少時代より相撲に親しむ。和歌山県立新宮高等学校在学時には、3年連続で全国高等学校相撲選手権大会にて優勝するなど頭角を現し、一躍注目を集める存在となった。また、3年生のときには、全日本相撲選手権大会でも優勝している(高校生のアマチュア横綱獲得は史上初だった)。進学した日本大学でも相撲に取り組み、3年連続で全国学生相撲選手権大会優勝(4年生時には優勝を逃している)。卒業後、出羽海部屋に入門、1988年の1月場所にて初土俵。
幕内での通算成績は、237勝273敗、15休、勝率は4割6分5厘。最高位は東前頭筆頭。獲得した主な栄誉には金星(2個)、敢闘賞(2回)などがある。なお、十両時には、3度の優勝も果たしている。
病院にて死去。死因は、虚血性心不全であった。46歳。家族と一緒にいた際に突然倒れ、意識不明の状態で病院に緊急搬送されたが、助からなかったという。当初は血を吐いて倒れたとの情報もあったが、のちに吐血ではなく、昏倒の際に唇を切ったための出血であったことが分かっている。