岸なみ

(きしなみ)
児童文学作家・翻訳家・雑誌編集者。出版社「こまどり書苑」の創立者でもある。

静岡県静岡市に本部を構える中高一貫教育の私立女子学校「静岡英和女学校」(現在の静岡英和女学院中学校・高等学校)を卒業後、株式会社実業之日本社が発行する少女向け雑誌「少女の友」の編集者などを経て、翻訳家や児童文学作家として活躍。

代表的な作品には、光村図書出版株式会社の小学1年生向け教科書(国語)に掲載された「たぬきの糸車」などがある。

そのほかの作品に、「伊豆の民話」「ヘレン・ケラー」「世界のほらふき話」「キュリー夫人」「石の花」「マリアン・アンダースン」「おに・てんぐばなし」「ふしぎばなし」など。

翻訳した海外作品は、「せむしの子馬」(エルショーフ)、「山の少女アン」(ジュヌヴィエーヴ・フォックス)、「黄金の河の王様」(ジョーン・ラスキン)、「サーカスの少女」(アボット)、「幸福の家」(アボット)、「アンクル・トム物語」(ハリエット・ビーチャー・ストウ)、「小公女」「小公子」(ともにバーネット)など、多数。

死因は、老衰であった。103歳。

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