(はやしくにろう)
殺陣師・俳優。長年に渡ってNHK大河ドラマの殺陣・武術の指導を行ってきたことで有名。「林邦四朗」「林邦史郎」と表記されることもある。
1939年、東京都墨田区生まれ。東京都墨田区に存在した向島工業高等学校を卒業後、劇団ひまわりや大内剣友会への所属を経て、フリーに。1963年には、日本で初めてとなるスタントマンのグループ「若駒冒険グループ」を設立。以後、NHK(日本放送協会)の大河ドラマのほか、映画や民放のテレビドラマ、舞台などの作品においてもリアルな殺陣(たて)や武術を指導するようになった。また、指導する傍らで、自ら俳優として出演することも多かった。
殺陣や武術の指導を手掛けた作品は、「太閤記」「国盗り物語」「竜馬がゆく」「源義経」「獅子の時代」「草燃える」「翔ぶが如く」「春日局」「武田信玄」「独眼竜政宗」「花の乱」「八代将軍吉宗」「元禄繚乱」「徳川慶喜」「利家とまつ」「風林火山」「功名が辻」「平清盛」「花燃ゆ」「軍師官兵衛」などのNHK大河ドラマを始め、「おらんだ左近事件帖」「人形佐七捕物帳」「太陽にほえろ!」「修羅雪姫」「大追跡」「ふりむくな鶴吉」「俺たちは天使だ!」「君はまだ歌っているか」「武蔵坊弁慶」「腕におぼえあり」「天晴れ夜十郎」「戦国武士の有給休暇」「寺子屋ゆめ指南」など、多数。
著作(書籍やビデオ・DVD作品など)に、「殺陣師見参」「護身テクニック」「実践武器術大全」「武術家が考案した身体にやさしい健康体操」「林邦史朗の殺陣LIVE」「林流 〜 真剣刀法のすべて 〜」「見ればナットク!演じて楽しいチャンバラ講座」などがある。
林邦史朗 死因
死因は、膵臓癌であった。76歳。