元ラグビー選手(ニュージーランド)。19歳という史上最年少でニュージーランド代表(オールブラックス)に選出されるなど、数々の実績によって高い人気を博した伝説的選手として有名。ニュージーランド女王エリザベス2世により創設されたニュージーランド・メリット勲章の受章者。
1975年、ニュージーランドの北東北部に位置する同国の最大都市オークランドに生まれ、高校時代からニュージーランドのラグビーU-17代表に選ばれるなど早々に頭角を現す。U-19代表やU-21代表も経験したのち、1994年、オールブラックスと呼ばれるニュージーランド代表(いわゆるフル代表)に選出され、「空飛ぶ巨象」や「暴走機関車」の異名を取るほどの活躍を見せた。オールブラックス(ニュージーランド代表)では、通算63キャップ、37トライを記録。ラグビーワールドカップでも15トライを記録している。しかしながら後年は、後述する腎臓機能の悪化によって健康状態に悩まされる生活を送っていた。2007年、ラグビーユニオン界における多大な功績を称えて贈られる「国際ラグビー殿堂」入り(2014年に「ワールドラグビー殿堂」に統合)。
ジョナ・ロムー 死因
ニュージーランドのオークランドにある自宅にて死去。死因は、腎不全に伴う急性心筋梗塞であった。40歳。2003年頃より腎臓機能の低下により人工透析を開始。腎臓を移植しなければ歩くことすら不可能になるとの宣告を受け、2004年に腎臓移植を経験。リハビリを経て、翌2005年には選手として復活を果たしている。しかしながら2012年、移植した腎臓が機能停止に陥り、再び腎臓提供者が現れるのを待っていた。