室伏稔

(むろふしみのる)
実業家・企業家。元伊藤忠商事社長・日本政策投資銀行社長。旭日大綬章受章者。

1931年、静岡県小山町生まれ。1956年に東京大学を卒業後、伊藤忠商事へ入社。1990年より伊藤忠商事社長へと登り詰め、アゼルバイジャン油田開発、大手総合電機メーカーである株式会社東芝との提携によるアメリカ・タイムワーナー社への出資、コンビニエンスストア大手のファミリーマートへの出資など、数々の事業を手掛け、同社の成長に貢献した。

2007年には、日本政策投資銀行の総裁として民営化に向けて尽力し、無事民営化が達成された2008年に初代社長に就任。アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻(リーマン・ショック)に端を発した金融危機への対応などに当たった。

そのほか、元経済産業省が所管していた一般社団法人日本貿易会の会長や、日本トルクメニスタン経済委員会の会長といった要職も歴任した。

東京都内にある病院にて死去。死因は、虚血性心不全であった。84歳。

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