(つぼいえいたか)
医師。専門は呼吸器内科。財団法人慈山会医学研究所付属坪井病院名誉理事長。世界医師会、および日本医師会の元会長。そのほか、財団法人日本医療機能評価機構理事長、アジア太洋州医師会連合会会長などの要職も歴任。福島県郡山市名誉市民。勲一等旭日大綬章受章者。
1929年、福島県郡山市に生まれ、東京都文京区に本部を構える日本医科大学を卒業後、医師となる。その後、国立研究開発法人国立がんセンター病院放射線部医長などを経て、1970年に自らの診療所「坪井診療所」を故郷である郡山市に開設。1974年には、慈山会医学研究所を設立の上、理事長に就任した。
2011年3月に東日本大震災が発生した際は、地元郡山市にてNHK(日本放送協会)よりテレビ取材を受けている最中であり、大きな揺れによって棚が倒れたり、室内に資料などが散乱したりする様子が全国に放映された。
著書(共著を含む)に、「肺癌の間接X線診断」「我が医療革命論」「がんの在宅医療」「在宅医療ハンドブック」「保健+医療+福祉の現代用語」「量子を語る僧侶と無限を畏れる医者」などがある。
死因は、呼吸不全であった。86歳。