津島佑子

(つしまゆうこ)
作家・小説家・随筆家(エッセイスト)。同じく作家であった故・太宰治の娘。代表的な作品に、「火の山 – 山猿記」などがある。

1947年、東京都北多摩郡(現在の東京都三鷹市)生まれ。東京都調布市に本拠を構える白百合女子大学に在学中より執筆活動を始め、当初から高い評価を得る。以後、小説に限らず、随筆(エッセイ)などの分野で数々の作品を発表。広い世代から人気を集め、多くの賞を受賞した。

主な小説作品に、上述した「火の山 – 山猿記」を始め、「生き物の集まる家」「謝肉祭」「氷原」「寵児」「山を走る女」「火の河のほとりで」「夜の光に追われて」「夢の記録」「大いなる夢よ、光よ」「風よ、空駆ける風よ」「かがやく水の時代」「笑いオオカミ」「あまりに野蛮な」「ヤマネコ・ドーム」「黄金の夢の歌」「ジャッカ・ドフニ – 海の記憶の物語」「電気馬」「半減期を祝って」「狩りの時代」「私」「溢れる春」「真昼へ」「燃える風」「草の臥所」などがある。

随筆(エッセイ)などのその他の作品(編著・共著を含む)では、「夜のティー・パーティ」「透明空間が見える時」「アニの夢・私のイノチ」「本のなかの少女たち」「小説のなかの風景」「快楽の本棚」「夢の歌から」「女という経験」「いまこそ私は原発に反対します。」「津島佑子・金井美恵子・村田喜代子」「蜻蛉日記・更級日記・和泉式部日記」「キャリアと家族」「何が性格を作るか」など。

主な受賞歴に、女流文学賞、田村俊子賞、泉鏡花文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸新人賞、伊藤整文学賞、川端康成文学賞、毎日芸術賞、読売文学賞、大佛次郎賞、平林たい子文学賞、紫式部文学賞など、多数。

死因は、肺癌であった。68歳。

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