(てらだろくろう)
映画撮影監督。協同組合日本映画撮影監督協会(Japanese Society of Cinematographers、略称J.S.C)に所属していた。
1963年、千葉県生まれ。神奈川県川崎市に本拠を構える日本映画学校(現在の日本映画大学)を卒業後、撮影助手として数々の映画に携わる。のちに、自ら撮影を手掛けるようになり、映画のみならずテレビドラマなどにも関わった。
撮影助手として携わった作品には、廣木隆一が監督を務め、 清水美砂、大沢たかお、西田尚美らが出演した1995年の青春映画「ゲレンデがとけるほど恋したい。」を始め、「無能の人」「喜多郎の十五少女漂流記 」「119」「復讐 THE REVENGE(シリーズ)」「アナザヘヴン」「スウィングガールズ」「連弾」「解夏」「サヨナラCOLOR」などがある。
撮影監督として関わった作品には、石井隆が監督を務め、竹中直人や佐藤寛子らが出演した2010年の映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」を始め、「ダンシング・チャップリン」「人が人を愛することのどうしようもなさ」「真夜中の少女たち」「舞妓はレディ」「終の信託」「はなちゃんのみそ汁」などがある。
テレビドラマでは、「黄昏流星群」「冬の運動会」「愛しの刑事」など。
主な受賞歴に、三浦賞(2012年)など。
死因は、癌であった。52歳。