(やすまるよしお)
歴史学者・日本思想史研究者。また、宗教史も専門としている。一橋大学名誉教授。
1934年、富山県東礪波郡(現在の富山県南砺市)に生まれ、京都大学を卒業後、同大学大学院に進学。1962年には、愛知県名古屋市に本拠を構える名城大学に専任講師として赴任、のちに助教授に就任。また、ほどなくして東京都国立市に本部を置く一橋大学の助教授に就任、のちに教授に昇進し、さらに1998年より名誉教授。そのほか、富山県富山市の富山大学、愛知県名古屋市の名古屋大学、千葉県千葉市の千葉大学、高知県高知市の高知大学、東京都新宿区の早稲田大学など、数々の大学にて教鞭を執っている。
共著・編著を含む代表的な著書に、「日本の近代化と民衆思想」「神々の明治維新」「近代天皇像の形成」「出口なお」「神々の明治維新」「現代日本思想論」「日本ナショナリズムの前夜」「近代化と伝統」「世直しとええじゃないか」「安丸思想史への対論」「戦後知の可能性」「日本通史」「天皇と王権を考える」「民衆宗教論 – 宗教的主体化とは何か」など、多数。
東京都立川市にある国立病院機構災害医療センターにて死去。死因は、交通事故および肺炎の併発であった。81歳。車に跳ねられて入院していたが、懸命の治療が実ることなく亡くなってしまった。