田中光常

(たなかこうじょう)
動物写真家。政治家であった田中光顕の孫。動物写真のパイオニアとして有名。また、日本フォトリサーチセンター会長、財団法人自然公園美化管理財団理事、WWF(財団法人世界自然保護基金)日本委員会評議員、エコツーリズム推進協議会理事、日本パンダ保護協会会長など、数々の要職を歴任した。 紫綬褒章・勲四等旭日小綬章受章者。

静岡県に生まれ、北海道大学にて動物学者・理学博士(東京大学)である岡田弥一郎に師事。その後、南極や北極を始め、シベリア・アラスカ・ガラパゴス・中南米など世界各地で動物写真を撮り続けた。その傍らで、100冊以上とも言われる著書を発表。代表著書には、「日本野生動物記」「世界野生動物記」などがある。

そのほかの著書に、「野生動物を追う」「凸版のカメラ絵本」「田中光常の野生の世界」「ねこ・ネコ・子猫」「ガラパゴス探検記」「失敗、しっぱい、また失敗」「自然・動物・わが愛」「動物に愛をこめて」「動物への愛限りなく」「田中光常野生の世界」「Heart to Heart」「動物ワールド」「愛しの動物たち」「子イヌ大好き」「動物ランド」「子ネコ見つけた」「世界どうぶつ家族」「夢みる動物たち」などがある。

主な受賞歴に、日本写真協会功労賞、日本写真協会年度賞、日本写真批評家協会特別賞、公益社団法人日本写真協会新人奨励賞などがある。

死因は、肺炎であった。91歳。

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