鈴木康二朗

(すずきやすじろう)
元プロ野球選手(投手)。ヤクルトスワローズや近鉄バファローズで投手として活躍した。

ヤクルトスワローズでは最高勝率投手となり(1978年)、チームを初のセ・リーグ優勝へ導いたこともある。近鉄バファローズでは主にリリーフとして登板し、最多セーブを記録する(1985年)など活躍した。

後楽園球場における読売ジャイアンツ戦にて、既にホームランバッターとして他の追随を許さなかった王貞治に対し、勝負を避けずに一番の武器であったシンカーを投じ、世界新記録(当時)となる756号本塁打を打たれた投手として有名。記録はもちろん、記憶に残る名投手として知られている。

プロ通算成績は、1975年から1986年までの12年稼働で、414試合に登板、81勝54敗52セーブ、奪三振548、防御率3.68だった。

現役引退後は指導者の道へ進むことはなく、社会人野球(軟式)で引き続きプレイしたり、サラリーマンとして北茨城市内の企業に勤務したりしていた。

死因は、肺炎であった。70歳。晩年は脳梗塞を患い、病院にて療養していた。遺族の意向で、訃報は約3年後に公表された。

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