スーパーセンテナリアン(アメリカ)。スーパーセンテナリアンとは、110歳以上の年齢にして生存している人物を指す。死去の際には、世界で9番目の長寿を誇っていた。初めて自動車を購入したのは99歳のとき、以後、106歳まで乗り続けたという。110歳を超えても、2020年に施設に入るまではガーデニングや新聞購読を楽しみ、自立した毎日を過ごしていた。大腸癌などの病気も経験しているが、全て乗り越えている。
その名が知られたのは1927年、アメリカ・ミシガン州にあるバス統合学校にて発生した爆破事件がきっかけである。アメリカ史上、学校で発生した殺人事件としては最も多数の犠牲者を出したと言われる当事件は、学校の地下に仕掛けられていた爆弾が午前8時45分に爆発したというもので、58名の負傷者と45名の死者が確認された。当日、当人はたまたま学校を休んでおり難を逃れたが、兄弟は事件に巻き込まれ、特に弟であるロイドは指を失ったという。希少な生存者としてマスコミも注目したものの、インタビューなどに応じることは少なく、当事件に関しては滅多に口を開かなかった。
死因などの詳細は明らかになっていない。114歳(と136日)。当人の死去により、バス学校爆破事件の生存者は全てこの世を去ったことになった。