デビッド・ウェスト

元プロ野球選手(アメリカ)。ポジションは投手(ピッチャー)。後述の通り日本でもプレイしているが、その際の登録名は「デビッド・ウエスト」だった。

1983年6月に行われたMLBドラフトにおいて4巡目で指名され、ナショナルリーグ東地区所属のニューヨーク・メッツに入団。メジャーリーグデビューは1988年9月、セプテンバーコールアップ(9月に40人まで拡大される出場枠により、コールアップ(=メジャー昇格)を経て試合出場できるメジャーリーグの制度)によってであった。

1989年、フランク・バイオーラ投手との交換トレードにより、ケビン・タパーニ、リック・アギレラなど(全5選手、フランク・バイオーラはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞するなど評価の高い選手だったため、1対5のトレードとなった)と共に、ミネソタ州ミネアポリスを本拠地とするミネソタ・ツインズに移籍。1991年の優勝決定戦(ワールドシリーズ)では、優勝も味わった。

その後、ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠地とするフィラデルフィア・フィリーズへの移籍を経て、1997年には日本のプロ野球チームである福岡ダイエーホークスに入団。開幕から先発ローテーション入りを果たすものの、思うような結果が出せずに1年限りで退団した。

1998年にはマサチューセッツ州ボストンを本拠地とするボストン・レッドソックスに入団してメジャーリーグに復帰するが、翌1999年は独立リーグのリハイバレー・ブラックダイヤモンズに移籍。この年限りで現役を引退した。

MLB(メジャーリーグ、稼働10年)での通算成績は、204試合に登板し、31勝38敗3セーブ、奪三振437、防御率4.66。NPB(日本プロ野球、稼働1年)での通算成績は、19試合に登板し、8勝5敗0セーブ、奪三振63、防御率6.38だった。

死因は、脳腫瘍であった。57歳。晩年は同病により、療養生活を送っていたとのこと。

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