ブヤル・ニシャニ

政治家・元大統領(アルバニア)。アルバニア第2の都市であるドゥラス出身。

1991年にアルバニア保守政党の1つで、アルバニア社会党と共に二大政党制を構成するアルバニア民主党に参加。外務省NATO(北大西洋条約機構)関係局長・国防大臣などを歴任。

その後も、ティラナ民主党支部事務局長・ティラナ市議会議員・国家安全保障委員長などを経て、内相や司法相といった要職を務める。そして2012年7月24日、大統領に就任すると共に、その際に就いていた内相の地位を含め、全ての役職についての辞任を表明した。大統領選挙では、国会における全140票のうち、単独過半数となる73票を得たという。なお、大統領の在任期間は1期のみ。

療養していたドイツにある病院にて死去。死因は、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した際に悪化した自己免疫疾患であった。55歳。以前より、肺に感染した自己免疫疾患に悩まされていたという。

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