(くにしげあつし)
実業家・企業家。住友銀行(現・三井住友銀行)取締役、住友キャピタル証券副社長、楽天証券社長・会長、楽天銀行社長・会長、楽天副会長などを歴任。
住友銀行時代には、MOF(旧大蔵省)担当を長きに渡って務め、戦後最大の経済事件とされるイトマン事件の際にも内部告発によって英雄と評されるなど、その活躍の数々から「伝説のMOF担」とも呼ばれた。その後、数々の役職を歴任した後、楽天グループ創業者で、代表取締役会長兼社長である三木谷浩史に認められて楽天副会長に就任。楽天退社後は、ベンチャー企業に携わるなどした。
著書に「住友銀行秘史」がある。
死因詳細不明。77歳。晩年は、国指定の特定疾患とされ、会話が歩行が困難になるという難病の進行性核上性麻痺に罹患し、車いす生活を送っていた。突然の容体急変により、亡くなってしまったという。