桜井昌司

(さくらいしょうじ)
社会運動家。1967年、茨城県利根町布川にて発生した強盗殺人事件(布川事件)の元被告として知られている。

布川事件では強盗殺人罪に問われ、一度は最高裁にて無期懲役が確定した。しかしながらその後に無罪を訴え、再審を請求。2001年からの第2次再審請求がようやく認められ、2005年に再審が開始された。2006年6月に無罪が確定。

自らの経験を基に、冤罪撲滅に向けた講演を行うなど、積極的に社会運動を展開。冤罪の恐ろしさを訴えながら、自白偏重の取り調べに警鐘を鳴らし続けた。

死因は、直腸癌であった。76歳。2019年に直腸癌を患っていることが発覚、余命1年の宣告を受けていたが、病気と闘いながら精力的に講演活動などを続けていた。

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