(はらだへいさく)
美術史家。大阪大学名誉教授。
1963年に京都大学大学院を中退後、京都市美術館学芸課長、大阪大学文学部教授などを歴任、1997年に大阪大学名誉教授に就任した。その他、公益財団法人きょうと視覚文化振興財団理事長や、愛媛県松山市に1998年に開館した愛媛県美術館の館長・名誉館長、醍醐書房代表、白鳳女子短期大学人間学科科長なども務めた。
また、資料紹介や美術随想、展覧会批評、現代作家紹介、アトリエ訪問などをコンテンツとする出版書籍「美術フォーラム21」に、数多くの論評を発表していた。
著書(共著・編著も含む)に、「日本の近代美術 欧米と比較して」「幕末明治京洛の画人たち」「竹内栖鳳」「現代の扇面画」「現代日本画全集」「20世紀日本の美術」「日本の美術 今何が古典から学べるか」「浅井忠画集」「芸術の楽しみ やさしい芸術学」「性のポリフォニー その実像と歴史をたずねて」「国画創作協会の全貌」などがある。
死因は、腎盂癌であった。90歳。