古今亭志ん橋(6代目)

(ここんていしんきょう)
落語家。出囃子は「大拍子」である。

1969年、古今亭志ん朝(3代目)門下となり、落語家・講談師などによって組織される一般社団法人落語協会に所属。1972年10月に前座名「古今亭志ん太」を名乗って前座を務める。二ツ目への昇進は1975年。立川談生・柳家せん八、立川左談次らと共に、現在の6代目古今亭志ん橋として真打ちに昇進したのは、1982年12月のことだった。

杉山泰一が監督を務めた「の・ようなもの のようなもの」といった映画を始め、TOKIOの長瀬智也が主役を演じた「うぬぼれ刑事」、テレビ朝日系列で放送された時代劇「江戸の牙」といったテレビドラマに出演歴がある他、栃木県栃木市のふるさと大使も務めるなど、多方面で活躍した。

主な受賞歴に、国立劇場花形演芸新人賞(1976年)、国立劇場新人演芸会銀賞(1979年)、浅草芸能大賞新人賞(1985年)、文化庁芸術祭賞団体賞(1986年)などがある。

死因は、大腸癌であった。79歳。訃報を発表した落語協会によれば、最後の寄席は、2023年1月5日に浅草演芸ホールで行われたものだったという。

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