石崎晴己

(いしざきはるみ)
フランス文学者・翻訳家。専門は、フランスの現代文学・哲学。青山学院大学名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科仏文専攻修士課程修了。文学修士(フランス文学)。

特に、フランスの歴史学者・人口統計学者・人類学者であるエマニュエル・トッド氏の著作を翻訳し、日本に紹介したことで有名。20世紀の哲学者・小説家・劇作家であるジャン=ポール・サルトルに通じていることでも知られている。

青山学院大学にて、文学部助教授・文学部教授・文学部長・総合文化政策学部教授・総合文化政策学部長、さらには立正女子大学助教授などを歴任したのち、青山学院大学名誉教授に就任。

主な著書(共著・編著を含む)に、「エマニュエル・トッドの冒険」「ある少年H ー わが「失われた時を求めて」」「21世紀の知識人 フランス、東アジア、そして世界」「サルトル21世紀の思想家 国際シンポジウム記録論集」などがある。

翻訳を手掛けた書籍(訳書)には、エマニュエル・トッド氏の「新ヨーロッパ大全」「世界像革命」「帝国以後」「文明の接近」「自由貿易は、民主主義を滅ぼす」「最後の転落・ソ連崩壊のシナリオ」「不均衡という病」「自身を語る」や、フランスの社会学者・哲学者であるピエール・ブルデュー氏の「知識人の覇権」「構造と実践」「ソ連邦の歴史」「伝記アルベール・カミュ」「ホモ・アカデミクス」「レーニンとは何だったか」「敗走と捕虜のサルトル」などがある。

自宅にて死去。死因は、癌であった。83歳。

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