俳優(アメリカ)。アメリカ合衆国・北東部ニューイングランド6州の1つであるマサチューセッツ州に生まれ、両親の離婚により幼少時代よりカナダにて過ごした。その後、ロサンゼルスに移住してから俳優を志し始める。
多数の映画やテレビドラマに出演しているが、何よりも一躍その名が知られることとなったのは、1994年より放送が開始されたテレビドラマ(シチュエーションコメディ)である「フレンズ」にて、主要メンバーの1人であるチャンドラー・ビングを演じたことがきっかけだった。ジェニファー・アニストンなど著名なハリウッド俳優も出演しているこの作品は大ヒットを記録し、これまでに10シーズンに渡って継続している。
出演した主なテレビドラマには、上述した「フレンズ」や、その特別エピソードを結集したスペシャル版である「フレンズ:ザ・リユニオン」を始め、「ビバリーヒルズ高校白書」「ザ・シンプソンズ」「愉快なシーバー家」「アリー my Love」「先生はあきらめない」「ザ・ホワイトハウス 」「グッド・ファイト」などがある。
また、出演した主な映画には、「ジミー・さよならのキスもしてくれない」「スリー・トゥ・タンゴ」「隣のヒットマン」「隣のヒットマンズ」「愛さずにはいられない」「セブンティーン・アゲイン」などがある。
受賞歴に、全米映画俳優組合賞(コメディシリーズ・アンサンブル賞)など。
マシュー・ペリー 死因
ロサンゼルスにある自宅にて死去。死因は、薬物過剰摂取(麻酔薬「ケタミン」)による急性作用であった。54歳。自宅のジャグジーにて意識不明の状態でいるところを発見されたため、当初、死因は溺水(溺死)であると発表されていた。2022年には、静脈麻酔薬や鎮静薬として用いられる「プロポフォール」中毒であることを告白しており、死去との因果関係も疑われていたが、明確には分かっていなかった。
しかしながら、亡くなってから10ヶ月近くが経過した2024年8月、麻薬である「ケタミン」を不正に摂取させた疑いにより、当人の助手を始め、医師、麻薬密売人ら5人が訴追された。当人はケタミン中毒に陥っており、医師や麻薬密売人から入手したケタミンを、助手が亡くなる直前まで複数回に渡って注射していたという。2024年10月には、起訴された医師のうちの1人が、他の患者の処方箋としてケタミンを不正入手していたことを認めた。