粕谷照美

(かすやてるみ)
政治家・教育者・元参議院議員。所属政党は、日本社会党。勲二等宝冠章受章者。

1943年、東京府女子師範学校(のちの東京第一師範学校、現在の東京学芸大学)を卒業後、小学校・中学校の教員や、教員の労働組合である新潟県教職員組合の執行委員、日本教職員組合の中央執行委員などを経て、1974年に参議院議員通常選挙に旧社会党より出馬。初当選を果たす。さらに以後、1980年及び1986年の2度に渡って当選し、参議院議員を3期連続で務めた。続く1992年の参議院議員通常選挙には出馬せず、政界を引退した。

日本社会党においては、教育文化局長、中央執行委員などを歴任。さらに、国会においては、参議院環境対策特別委員長、参議院逓信委員長、参議院社会労働委員長などを歴任。また、東京藝術大学の音楽学部教授が楽器輸入販売業者から賄賂を受け取っていたという1970年代後半に発生した「芸大事件」(「芸大バイオリン事件」「ニセバイオリン事件」などとも称される)を追求したことでも知られている。

新潟県新潟市内にある介護施設にて死去。死因は、老衰であった。99歳。

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